政権 2020 8 29

 内閣総理大臣の安倍氏が、突然、辞任を表明して、
日本中が大騒ぎとなりました。
 私は、「またか」という思いと、
「やはり」という思いが交差しました。
 安倍氏は、2007年にも、突然、辞任を表明しました。
この時の政権は、1年程度で終わったと思います。
これは、第1次安倍内閣の時でした。
 その後、日本の政権は、1年程度で終わるという「癖」がついてしまい、
日本の国際的な地位が大きく低下しました。
 国際会議においては、日本の首相は、
いつも片隅で、「早く会議が終わってほしい」という雰囲気がありました。
外国の首脳も、「日本の首相は、また1年で変わるだろう」と思っていました。
「あまりに頻繁に変わるので、日本の首相の名前を覚えられない」という声もありました。
第2次安倍内閣は、長期政権となりましたので、このような問題は解消しました。
 さて、安倍氏の持病である「潰瘍性大腸炎」は、大変だったと思います。
病気は、様々な痛みを伴いますが、腹痛は気力を失う原因となるでしょう。
私も、体調の変化によって、たまに腹痛が起こりますが、
その時は、やる気を失い、瞑想をしたくなります。
 私は、精神力や気力は、腹が作り出していると考えていますので、
その腹が腹痛では、精神力や気力は、ひたすら減少してしまうでしょう。
 世界の指導者たちは、腹回りに肉がついていますが、
それなりに理由があるのです。
 私は痩せ型ですので、精神力や気力が乏しいのです。
腹回りに肉がついていれば、もっと大きな仕事ができたかもしれません。
 永田町では、早くも、後任の首相は誰にするかと大騒ぎになっていますが、
国際情勢を鳥瞰すると、アメリカはトランプ氏、
中国は習近平氏、ロシアはプーチン氏と強者が揃っています。
そういう強者に対峙できる人を首相に選んでほしいです。
 ただし、勘違いしないでほしいのは、
「私は、語学力がないから外交はできない」と思わないことです。
 多くの日本人が、そう思っているでしょうが、
語る内容に中身があれば、
外国人は積極的に日本語を翻訳しようとするでしょう。
 逆に、いくら英語が堪能でも、語る内容に中身がなければ、
だれも見向きもしないでしょう。
 言葉には、力があるのです。
世界を作っていく力があるのです。
 イエスキリストは外国語を話すことができませんでした。
イエスの話す言葉は、当時の標準語ではなく、方言だったと思います。
たとえ方言でも、中身があれば、世界に広がるのです。



























































































スマートフォンのトップページへ